これまで10年に渡って、中学・高校受験生、慶應付属校通学生を指導させて頂いてまいりました。
実感するのは、
近視眼的にならず、中長期の目標をもって学問に取り組むことの大切さ
です。
私自身、中学は明大中野に進学し、わずか半年間の受験勉強で慶應高校に合格いたしました。
私のキャリアを見て、中学受験終了後、引き続き、高校受験に取り組んでくれる生徒がではじめ、中学では「無理」と言われていた目標の高校・大学に合格してくれています。
例えば、
「高校」「大学」受験で成果を出すことを念頭に、中学受験をそのステップとして活用する、
という計画はいかがでしょうか。
付属の小学校に通っている生徒の皆様も「ステップとしての中学受験」を仮想してください。
少なくとも自分が通っている学校の中学受験には合格できる力をつけた状態で進学していくのが望ましいですよね。
今回、和歌山で運営させていただく塾では、自分の実力に見合ったクラスをお取りいただくことができます。
6年生であっても、中学1年生までの先取りができれば、特に「受験勉強」という意識を持たずとも、目標の学校に合格することができます。
※なぜ「受験勉強」をせずに受験に合格できるのか!
合格後、引き続き中学2年生、3年生と先取り学習を進めていってしまえば、中学3年次はゆっくりと、たっぷりと目標校の試験対策に充てることができます。
目標の高校に合格できる確信が持てたら、高校の学習も先取りしてしまえば最高ですよね。
私も小学生の時は、「慶應なんて雲の上の人が行く学校だ。」と思っていました。
進学した明大中野中学では体育会の部活に入り、学校の教科書だけをしっかりやる毎日でした。
中学3年生の夏にあることをきっかけとして高校受験を決意し、それから半年間の勉強で慶應高校に余裕を持って合格できました。
それは、中学受験の時から難しい問題をやらず基礎的な問題を反復する、
ということを徹底してきたからです。
中学受験はどうしても早く成熟した生徒が有利です。
逆に言えば、小学生らしい感性を持った子供らしい子供、であることが不利に働いてしまうことがあります。
子供の成長はどうしても個人差があります。早く成熟する生徒は中学受験に向きますが、そうでなければ中学受験で結果を出せ、というのは酷です。
その点、高校・大学受験は普通の速度で成長し、基礎的な学習を誠実に日々実施してきたか否か、が結果に出ます。
すなわち、
「基礎の徹底」の有無
が結果に結びつきます。
先に、
高校受験で成果を出すことを念頭に、中学受験をそのステップとして活用する、
と書きましたが、もう一つ条件が加わります。
それは、
中学受験で無理をせず、テクニックに走らず、基礎力の徹底を心掛ける
ということです。
※なぜ、大手の中学受験塾で受験勉強をしてはいけないのか!
もっとも、基礎の徹底には時間がかかります。だからこそ、中学受験は、焦って短期的な結果を求めるのではなく、基本的な問題を反復・継続するという学ぶ習慣をつけるための手段として活用すべきだと考えています。
そして、無理のない範囲で受験をし、しっかりと基礎を修得させてくれる学校に進学し、中学の最初の2年間は教科書レベルの基礎を徹底的に習得します。
そして最後の1年だけ、受験対策として過去問を徹底して繰り返します。
こうして習得した基礎力は生徒の人生を支えてくれると確信しております。
集団塾でうまく学習が進まない、
他の中学受験生とうまくなじめない、
どうやって勉強しても良い成績が出ない、・・・
色々な悩みをお抱えだと思います。
でも、それは当然だと思います。そんなに早く大人になる必要はないと思います。
ゆっくりとしっかりと心と体を成長してゆく過程で、その速度に合わせてしっかりと基礎力をつけてゆけば良いと思います。
私自身もそうでした。体も小さく、子供らしい子供でした。それで良かったと思っています。
だからこそ、慶應高校に入学できました。そして最高の高校生活を過ごすことができました。
優しい心と強い体をゆっくりとしっかりと育んでいきたいとお考えの皆様、私と一緒に少し遠くの目標を明確にイメージしながら勉強してゆきましょう。
皆様にお会いできることを心よりお待ちしております。
以上、お読みいただき、ありがとうございました。
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